○○ 結納の場合 ○○
結納は、吉日の午前中に行います。嫁方より「婿方からの結納」(熨斗、末広、帯地料、柳樽料、松魚料、結美和、高砂人形)に家族書、親族書を添えて嫁方に届けます。この結納持参の際の帛紗によって、贈答内容や家柄・家風が表象されるというほど、意味深いものとされます。
必要な婚礼調度品 (婿方)
(1)広蓋 (2)ふくさ (3)ちりめん風呂敷 (中包み) |
(4)定紋入り風呂敷 (外包み) (5)定紋入り大風呂敷 (結納飾り用) |
※以上のお道具は、結納返し及び荷出しの際に嫁方も必要になります。
結納の場合のふくさ、風呂敷の使い方
@定紋入り広蓋を用意します。 | Aその上に目録・家族書をのせます。 | Bその上にふくさを定紋が表になるようにかけます。 | |||
Cそれをちりめん風呂敷で包む。(これを中包みと言う) | Dさらに定紋入り風呂敷で定紋が表にくるように平包みにする。(外包み) | E結納飾りを入れた箱も定紋が表になるように包む。 |
DEの状態で先方へ持参します。先方の通された部屋で風呂敷を除き、結納飾りを定められた位置に飾りつけ、Bの状態にして定紋が先方に対して正面になるようにして差し出すのが贈答形式となっています。 |
嫁方では・・・
F結納の「御受書」・帯地料の一割前後を封入した金封・多芽紙・家族書・親族書を婿方の広蓋にのせる。 | G婿方のふくさを柄が表にあらわれるようにしてかけ、先方に手渡す。 |
結納返し・荷出し
結納返しは日を改めて吉日を選び、婿方に袴地料目録・荷物目録と鍵箱をそれぞれ広蓋にのせ、結納時と同要領で先方に届けます。